さあ、零崎を始めよう
「零崎双識の人間試験」(著者:西尾維新 講談社)を読了。いつもながら、かっこいい。デビュー作の「クビキリサイクル 青色サヴァンと戯れ言遣い」からずっと読んでいますが、キャラクタ設定が異常にとがっているのが秀逸。
確かこの人は、二十歳のときがデビューだったかな? いやーすごい二十歳もいたもんです。言葉の使い方に独特の個性というか美学というか毒というかそういうものがあって、クセがあるといえばあるので、人によっては好きになれない作風だとは思いますが。
僕は、一連の「戯れ言遣いシリーズ」の最新刊だと思って本作を買ったのですが、実は独立したお話でした。つながっていることは、つながっているのですがね。直接の続き物ではないです。
これから初めて読むと、なんだかよくわからないこともありますが、「さあ、零崎(ぜろざき)を始めよう」のセリフに何かしら感じた人は、お手にとってどうぞ。
■わかる人にだけわかる話し
本作「零崎双識の人間試験」には、「いーちゃん」も「玖渚友」も出てきません。が、「潤さん」は印象的な出方をしています。でも、「潤さん」のファンの人にはちょっと物足りないかも。「人間失格」は大事な役でしっかりと現れてます。
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