ずっと幸せでいて欲しかった
「ラストサムライ」で話題の渡辺謙さんは、奥さんと離婚訴訟中なんですね。
渡辺さんがかつて白血病を患っていたたときは、お2人の仲はどうだったのかしら? 当時は、奥さんはかいがいしく看病していたという芸能ニュースを聞いたことがあるのだけど。
死ぬかもしれないところから一緒に戻ってきた夫婦でも、こんなことになっちゃうんだよな。悲しいなぁ。お二人の間で何が起こったのだろう? お子さんはおいくつなのだろう? まだ幼かったりしたら、よりつらい話だな。
奥さんの方は3億円というすごい金額を提示して、それが支払われるなら離婚に応じてもよいといったのだとか。いっしょに死を乗り越えてきたパートナーから金額を提示されて、用意できればわかれてもよいと言われる。なんともやりきれない話です。
最近、人が痛みを感じる出来事が多すぎる。なんであれ、人が悩んだり苦しんだりするのは見たくないです。
あるいは、奥さんにそんな風に思わせる理由が渡辺さんにあるのかもしれませんが。
僕は12~13歳頃に大きな病気をして、入院があと1日遅かったら土の下だったと主治医に言われたことがあります。5500CCの輸血を経てこの世に帰ってきました。
大学を卒業した後で、知り合いの看護婦さんから聞いたのだけど、12歳ぐらいの子供で全身にだいたい6000CCの血液が流れているのだとか、そのうち5500CCを輸血したのだから、単純計算だけど僕自身の血液は500CCということになり、これは数字の上では死んでいる値だそうな。本当にあぶなかったのだ。
寄り添ってくれる両親に、「死にたくないよ」ってベッドの上で泣きながらつぶやいたのを覚えている。
「死ぬかもしれない」と実感するのは本当に怖いこと。
そんなところから戻ってきた渡辺さんと奥さんは、もう最高に幸せだったと信じたい。そんな人たちにはずっと、ずっと、ずっと幸せでいて欲しかった。
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