誠実でいたい
女性といっしょに食事をしたときのお金の出し方を、3人で話しました。
人数比は男性2人に女性1人。
結論は、「自分の分は自分で支払うのが基本。」当たり前すぎる結論でした。
でも、2人で食事をしたときは男性が支払うものだと決めている女性が僕の周囲にもいます。
それも、相対的に収入がまだそう高くない世代ならまだしも、いい年をしてそういう女性がいるのですから驚きます。
僕の考え方は、こうです。
1.基本としては、自分の分は自分で出す。
2.誘った方が出す。(ホストとゲストという関係になるので、誘ったホストがゲストの分も払う)
ただし、自分がゲストになったときは、1.に則って自分の分は支払うという主張を明確に行う。
3.後はその場の雰囲気と流れ。
せっかくご馳走してくれようという相手に対して、自分で支払うことをあまりに強く主張し続けるのも失礼かと思う。
幻滅するのは、
1.最初から相手が払うものだと決めている場合
男性も女性も、あの流れなら当然奢ってくれるとこちらとしては思うでしょうという状況はあるだろうけど、それでも自分で支払う用意はしておくのが社会人の態度だと思う。
2.お礼を言わない場合
お礼を言って欲しいということではないけど、自然にお礼が出るかでないかで印象は随分と違います。
誰かを食事に誘う場合、ちょっとした恋心があるのでもう少し知り合いたいという気持ちがある場合があります。
ところが、「食事とそれとは別」という考えを相手がしていることもあります。「ちょっと食事をしたからといって勘違いしないで欲しい」と相手に言いたくなる状況は、女性でも男性でもあります。
僕に言わせると、勘違いする男性や女性は確かに困りものですが、誘われたときの雰囲気で、相手が自分に気があるのかどうかを察することができなかったというのは鈍感だと思います。
もっとも、男も女も相手に嫌われたくてそうなるよう言動をするという場合はあると思いますが、それならそれでやりようというものがあるでしょう。
最悪なのは、誘われたときになんとなく相手はこちらに気があることがわかっていて、それを知ったままで食事の誘いに応じ、そこはかとなくよい雰囲気で過ごしておいて、あとから「それとこれとは別。勘違いするな」というパターン。それはひどすぎます。
彼や彼女の恋心を感じていて、でも自分はその気がないといった場合は、基本的には食事のお誘いは断った方がよいと思います。
どうも断れないという場合には、お誘いを受けはしても、いっしょに食事をしている最中に、こちらにはその気がないということを漂わせる態度をする。
それも、相手に思い知らせるようなひどいやり方ではなく、何となくあきらめた方がよいなと相手が感じるようなやりとりを自然にできるというのが大人の態度ではないかなと思っています。
偉そうなことを言っていますが、僕も鈍感で、そうした態度をいつもできるとはとても言えません。でも、相手の人に対して誠実でいたいという気持ちはあります。
相手の気持ちを知りながら、脈がありそうな雰囲気を醸し出すだけにして、自分の利益は得て、後は無かったことにしようというのは、恋愛に限らず卑怯な行為だと思います。
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