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電車のドアは閉めさせて。

義理の弟は、某企業にて電車の運行にかかわるキャリアを重ねています。そんな彼から運行にかかわるさまざまな苦労話を聞きます。親族や知り合いに義弟のような仕事をしている人がいない場合は、まず聞くことができないであろう苦労話がいっぱいあります。

たとえば、
1.乗車券を拝見しようしたら、「見せて欲しかったら土下座しろ」と言ってくる理不尽な客がいた。
2.車掌として乗り込んでいるときに、「大」がどうしてもがまんできず、新聞紙をひいてするしかなかったとか。
などなど。
幸いにこれらは義弟が直接経験したわけではなく、諸先輩の体験談だそうですが。
(義弟よ、子供たちと僕の妹がお前を待っているのだ。何があっても頑張ってくれよ。)

義弟のそんな苦労を聞いているので、電車に駆け込み乗車をしてきて、足や身体をわざと挟み込んでドアがしまらないようにしたり、ドアから身を乗り出して閉まる邪魔になっているような人をみると悲しくなります。

さて、ここから本題です。(ようやく引っ張ってきたぞ。長かったー)
電車は出発時間と到着時間が決まっていますから、それを守るためには各駅での停車時間も当然決まっています。
義弟が運転士をしていた路線では、通勤ラッシュ時の停車時間は15秒だそうです。

でも、通勤ラッシュ時には、なかなか思惑通りにはいきません。
お客さんの乗り降りに時間がかかり、駅での停車時間が伸びると、できることはただ1つ。「速度を上げて、停車で取られた時間を取り戻す」しかありません。そして、速度を一番あげられるのは線路が直線になっている場所です。

ところが、線路はいつまでもまっすぐではありません。速度を上げられる(=線路が直線になっている)場所は限定されているわけです。
その直線の部分をすでに全て通り過ぎていたなら、停車にかかった時間を取り戻すには、後はカーブで速度をあげるしかないわけです。そして、カーブで速度を上げるということは、脱線事故につながる可能性がその分高まるわけです。
もちろん、大きなカーブで無理に速度をあげるようなことはしないで、小さいカーブで少しずつ時間をかせぐのでしょうがね。でも、やっぱりカーブで速度を上げるのはあぶないよ。それをこなすのが、運転士の運転技術というものなのかもしれませんが。

で、電車のドアが閉じないような行為をする人は、その電車に乗っている全ての人を脱線事故に遭わせる遠因をつくっているかもしれないわけです。
みなさん、どうか電車の駆け込み乗車はお止め下さい。

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