世界の中心で、ちょっと驚き
こっちの記事で、「世界の中心で、愛をさけぶ」(片山恭一、小学館)の題名が、テレビアニメーション「新世紀エヴァンゲリオン」の最終話タイトルにそっくりと思っていたら、「新世紀エヴァンゲリオン」にも元ネタがありました。
それは、『世界の中心で愛を叫んだけもの』ハーラン・エリスン (著),ハヤカワ文庫 (1979/01) 早川書房、原題:The Beast That Shouted Love at The Heart of The World
という本です。
「新世紀エヴァンゲリオン」が話題になっていたころに、本に詳しい人の間では、最終話のタイトルがハーラン・エリスンの本のタイトルとほとんど同じなことも話題になっていたようです。うーん、知らなかったなぁ。
いわゆる「本歌取り」ってやつですね。
ということで、片山さんは、ハーラン・エリスンの方に照準を合わせていたのか、あるいはエヴァンゲリオンに照準を合わせていたのかが僕は気になりました。
ほんのちょっとだけ読んだけど、あの主人公の雰囲気は、エヴァンゲリオンの主人公「碇シンジ」風だと思うのだけど。
そう言えば、最近男がやたらうじうじ、うだうだしている話を見ることが多いです。
「マトリックス リローデッド」のDVDを買ったのですが、ネオは何だか寂しがりで甘えんぼの男の子という感じです。「僕ね…僕ね…」って半分鳴き声で言いながらトリニティに抱きついて「大丈夫よ僕ちゃん。僕ちゃんならきっとできるわ」とか慰めてもらってるような感じです。
モーフィアスもいっけん男らしい感じだけど、何だか昔の恋人に未練がましいようにもみえるしなぁ。
あんまりヒットしなかったけどルーシー・リューとアントニオ・バンデラスの「バリスティック」って映画でも、ルーシー・リューは無敵の人間兵器として銃やら爆薬やらで周りを破壊しまくってますが、バンデラスが演じるエージェントは登場シーンでは昔の思い出にひたって飲んだくれだし、その後もどちらかといえば助けてもらっている時の方が多いし。
以前見た「ロード・オブ・リングス」では、フロドは「使うな」と言われている指輪の力を、ちょっと危なくなったかと思うと使っちゃうし、そのくせ指輪をはめたとたんに怖くなって大あわてで外してたし。
そうやって、怖くて指輪を外したくせに、また危なくなったらやっぱり指輪をはめて、そんでもってやっぱり怖くなって外すというのを繰り返してました。第2部でも、もうほんとにうだうだしていてはっきりしない。お付きのサムの方がよっぽどしっかりしてました。
「ハリーポッター」のシリーズでも、ハリーやロンよりは、ハーマイオニーの方が頼りがいありそうだったし。ホグワーツの先生方にしても、男性教諭よりは女性教諭の方がしっかりしていそうでした。
男性諸君、はらからよ!もっと強くなろう!!
俺は男だ!俺が法だ!俺が世界の中心だ!と叫んでみよう。
でも、どうしても言えなければ、一番優しくしてくれる人に「がんばって、あなたなら言えるわ」って勇気づけてもらおうね。
| 固定リンク
コメント