アウシュヴィッツ博物館( Auschwitz Memorial )による声明

ロシアによるウクライナ侵攻に対して、アウシュヴィッツ博物館( Auschwitz Memorial )が、2月24日に出した抗議文。

The Auschwitz Memorial statement on the situation in Ukraine.

ナチス・ドイツによるホロコーストに照らして、ロシアの侵攻を、「いままた帝国主義の誇大妄想によって罪のない人々の命が奪われている」と抗議している。

そして、1930年代にユダヤ人が弾圧されていることを知っていながら、世界中が国外に逃れようとしたユダヤ人を受け入れず、救いの手を差し伸べることに消極的だったことも踏まえ、そのことから学んだことを示すべきだと指摘している。

■翻訳サービス Deep-L による和訳
今朝、ロシアがウクライナを攻撃した。この野蛮な行為は歴史によって裁かれ、その加害者は、国際司法裁判所によって裁かれることが望まれる。

アウシュビッツ・ビルケナウ記念館に立つ私たちは、再び、狂気の疑似帝国的誇大妄想のために無実の人々が純粋に殺されている間、沈黙を守ることは不可能である。

私たちは、自由で独立した主権国家であるウクライナの市民と住民、そしてこの戦争に反対する勇気を持つすべてのロシア人と、絶対的な連帯を表明します。

この瞬間、自由で民主的な世界は、1930年代の受動性から教訓を得たかどうかを示さなければならない。今日、無関心のいかなる症状も、加担の兆候であることは明らかである。

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Excel のTEXTSPLIT関数で文章を別々のセルに入れる。

この記事は自分用の覚書です。

■MacBook Pro macOS Monterey
バージョン 12.6

■Microsoft 365 Apps for businessサブスクリプション
(旧称 Office 365 Business)
Excel for Mac バージョン 16.69.1 (22011600)

M.K さん

昨年の8月でしたか新関数が追加されました。そのなかの一つ「TEXTSPLIT関数」を使っていますか。我々の仕事ではとても役に立ちますよ。
今のところ、Microsoft365サブスクライバーなら使える関数です。

「区切り位置」の機能を関数で実現したのがTEXTSPLIT関数です。
指定した目印でテキストを区切ってくれます。

この記事この記事のように「区切り位置」機能を使わなくてもよくなりました。
使ってはいけないということではないですが、我々の仕事で今後は「区切り位置」の機能の利用は減るでしょうね。

ネット上ではたくさんの人がTEXTSPLIT関数の使い方を解説してくれていますから、詳しいことはご自分で調べてください。

ここでは、我々の仕事上でたまに遭遇する、だからこそ都度やるのは面倒な「セル内にある文章を区切って別々のセルに入れる」例を取り上げます。

■「区切り位置」にはない利点

「区切り位置」にはないTEXTSPLIT関数の利点は次の3点だと私は思います。

  1. 行方向に分割できる。
    「区切り位置」では列方向にしか区切れません。
    TEXTSPLIT関数では行方向にも区切れます。
  2. 元の文字列が無くならない。
    「区切り位置」を実行すると元の文字列が消えてしまいます。
    1つのセルに入っている状態を残しておきたければ、どこかにコピー貼り付けしておくしかありません。
    TEXTSPLIT関数では元の文字列は無くなりません。
  3. 元の文字列が変わったら連動する。
    なんらかの理由で元の文字列が変わった場合、「区切り位置」ではやり直しが必要です。
    TEXTSPLIT関数ではそれが必要ありません。数式のなかで元の文字列のセルを参照しているだけなので。

■TEXTSPLIT関数の構文

TEXTSPLIT関数の構文は次のようです。
引数がまだ英語圏用の表示のままなのがちょっと残念ですが、そのうち日本語表示になるのではないかと思っています。

00textsplit

我々の仕事でなら、左から4番目の引数まで知っておけば大抵の用途は満たせると思います。

  • text
    「元の文字列」を指定します。
    当たり前ですが省略できません。
  • col_delimiter
    「列に区切るときの目印」を指定します。省略可能です。
  • row_delimiter
    「行に区切るときの目印」を指定します。省略可能です。
  • ignore_empty
    「空欄を無視するか、しないか」を指定します。省略可能です。
    省略すると「FALSE」(空欄を無視しない)を指定したことになります。

引数「ignore_empty」について少しふれておきます。

たとえば、

A,B,,C

となっている文字列があって , を目印に区切ると、B の右側に , が2つあるので次のようになります。

05textsplit_kuran

「正味の文字はそこにないのだからカンマで区切ったら、A B C でしょう」と考えることができるのは人間だからです。

エクセルは、人間が指定した目印で元のデータを区切るので、目印があるということは隣に値があってもなかってもそこで区切って値を入れるためのセルを確保します。

だから、A,B,,C は A B □ C になります。

こうなった場合に「空のセル」を無視しないで残すか、無視して詰めるかを指定するのが引数「ignore_empty」です。

目印で区切ったときにできる空欄を無視しないのは、「区切り位置」機能と同じです。
「区切り位置」機能がそうなっているため、TEXTSPLIT関数の標準をそちらに合わせたのでしょうね。

■セルに入っている文章を区切る。

考え方は「区切り位置」機能と同じです。
上記のリンク先にもあるように、どこで区切るかの位置として指定した "もの" は消えてしまいます。
だとしたら、「。」ごとに文章を区切る場合は「。」を「。と区切りのための目印」に置換してから、その目印をTEXTSPLIT関数の引数に指定すれば「。」を残して区切れます。

次図では、「。」を「。_」(。とアンダーバー)に置換してから「_」をTEXTSPLIT関数の引数に指定しています。

引数のなかでの「_」の位置に注目してください。

引数「col_delimiter」に「_」を指定した場合は「3列」に区切られています。
「row_delimiter」に指定した場合は「3行」になっています。上記の利点の 1 番、「区切り位置」機能ではできない区切り方です。

引数「ignore_empty」は TRUE (空欄は無視する)です。

以下では和文を例にしていますが英文でもやり方は変わりません。
英文ならば、「.」(ピリオド)を「.と目印」に置換することになります。

「スピル」については大丈夫ですか。TEXTSPLIT関数はスピルします。
これからのエクセルは「スピル」についての理解が必須です。

図では「作業列」を使って処理の過程を分けています。こうすることで、全体を通して何をどうやっているのかが誰にでも理解しやすくなります。

職場で作るファイルは誰のものでもありません。皆のものです。
他の人が引き継ぐこともありますし、流用することもあります。

そんなときに、ぱっと見て何をしているのかわかりづらいファイルは迷惑でしかありません。

仕事で作るファイルは、いつ誰が見ても理解しやすく作っておくべきです。
他社さんではどういう方針でやっているかは知りませんが、我々の職場ではそういう考え方をしてください。

誤解がないようにいっておきますが、「関数をネストとして長い数式を1つのセルに入れてはいけない」わけではないです。
そうするしかない場合だってありますから。

ただ、どんな場合も「いつ誰が見ても理解しやすく作っておく」ことが大事だということです。

01textsplit

ひょっとして、上図の数式を見て「1つの文章の終わりに「。」が複数あることはないから、空欄はできないので "TRUE" (空欄は無視する)は不要だろう」と感じていますか。

だとしたら、ちょっとした勘違いです。さっきの A,B,,C の例と同じです。
「アンダーバーで区切ったら最後の文章の次には何もないのだから空欄はできない」と考えることができるのは人間だからです。

引数「ignore_empty」を省略する( FALSE を指定したことになる)と次のようになります。

06textsplit_kuran2

最後の「……である。_」にもアンダーバーが付いていますからエクセルはそこで区切って、隣にあるであろう値を入れるためのセルを確保します。

だから、

 ……です。………ます。………である。[空のセル]

になります。

その「空のセル」はこの事例の場合は不要なので、引数「ignore_empty」を "TRUE" (空欄は無視する)にしています。

なお、上図では「_」を使いましたが、区切るための目印にする "もの" は「記号」でなくてもかまいません。
数字も英字でも漢字でもひらがなでもカタカナでもなんでもよいです。

元データのなかにあるものは目印にはできません。そこで区切られてしまうので。
「"。" で区切るために "。" を目印付きの "。" に置き換えるときは、元のデータのなかに絶対に存在しないものを目印にする」という注意点も「区切り位置」機能と同じです。

02textsplt

もっと言うと、「目印」は「1文字」である必要はないです。わざわざこんなことする人はいないでしょうけどね。

03textsplit

■セル内改行ごとに区切る。

セル内改行で区切る場合も「区切り位置」と考え方は同じです。

CHAR関数(キャラクター関数)が「改行コード」を返すように指定してそれを引数に使います。
改行コードを返す構文は、CHAR(10)です。

04textsplit

これらをテンプレートにしておけば、テキストを貼り付けるだけで済みます。

TEXTSPLIT関数の登場のおかげで「セルの中の文章を区切って別々のセルに入れる」作業はずいぶん楽になりました。
積極的に使って仕事の効率を上げていきたいですね。

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Excel for Mac で「列のピボット解除」が可能に。

この記事は自分用の覚書です。

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Excel for Mac バージョン 16.69.1 (22011600)

H.K さん。

Excel for Mac の Power Query が機能アップされましたね。

Windows版Excel にしかなかった「列のピボット解除」が、Excel for Mac でもできるようになりました。
細かい話をすると、Windows版Excelにはある「テーブルまたは範囲から」コマンドがないです。これからに期待しましょう。

Windows版Excel の「列のピボット解除」と操作はほとんど変わりません。

ただし、上記でふれたように「テーブルまたは範囲から」がないので、ピボット解除したいファイル自体を開いての操作はできません。
いったん、別のファイルを用意してそこに「ピボット解除したいファイル」を読み込むことになります。

こういう形の表があるとします。

01retu_pivot_kaijo

これではほぼ何もできません。

・最小値・最大値を見つける。
・最大値(最小値)の拠点を見つける。
・何日がどんな値なのかを調べる。
などなど。

つまり、こういう形の表だとエクセルがもつポテンシャルを十分に生かせないわけですね。
これをポテンシャルを生かせる形にするのが「列のピボット解除」です。

先の形の表をこのような形にしてくれます。
こうなっていれば、エクセルの関数やさまざまな機能を使って、なんとでもできます。

14retu_pivot_kaijo

「列のピボット解除」の操作 1

冒頭の形の表を開いていてはピボット解除ができないので閉じておきます。
別のファイルで「データ」タブの「データファイル指定(Power Query)」を選びます。

02retu_pivot_kaijo

「列のピボット解除」の操作 2

「データソースの選択」の画面になります。
ここではエクセルのブックを例として使うので、「Excelブック」を選択しています。

03retu_pivot_kaijo

「データソースへの接続」の画面になるので「参照」から該当するブックを選びます。

ブックを選択したら「データ取り出し」をクリックします。

04retu_pivot_kaijo

「データソースへの接続」の画面に戻るので、「次へ」をクリックします。

「列のピボット解除」の操作 3

「データの選択」画面になるので、目的のシートにチェックを入れます。(例では Sheet1 だけしかありません。)
ここで慌てないように!
「読み込む」をクリックしてはいけません。「データの変換」のほうをクリックします。
「読み込む」をクリックすると、ワークシート上にこのまま読み込まれてしまいます。

07retu_pivot_kaijo

「列のピボット解除」の操作 4

「データの変換」をクリックすると、Powewr Query エディターにデータが読み込まれます。
ここで、すでに1列目が選択されていることを意識してください。

08retu_pivot_kaijo

「変換」タブを開いて「1行目をヘッダーとして使用」をクリックします。

09retu_pivot_kaijo

1行目がヘッダーになります。
さっきまでは、Column1 や Column2 になっていた部分です。

10retu_pivot_kaijo

「変換」タブの「列のピボットの解除」から「その他の列のピボット解除」を選びます。

11retu_pivot_kaijo

さきほど、「1列目が選択されていることを意識しておく」といいました。
"1列目が選択されている" ので、 「その他の列のピボット解除」の "その他" というのは、2列目以降のことになります。

1列目はすでにヘッダー(列見出し)があって、2行目から下に値が入っている状態になっています。

そうなっていないのは、2列目と3列目です。
2列目と3列目のピボット状態を解除したいわけです。

なので、ここでは「その他の列のピボットの解除」を選びます。

2列目と3列目のピボットが解除されると、こうなります。

12retu_pivot_kaijo

「列のピボット解除」の操作 5

これで完成ではありません。これをワークシートに読み込む必要があります。
「ホーム」タブの「閉じて読み込む」をクリックします。

13retu_pivot_kaijo

ワークシートにデータが読み込まれます。
これで「列のピボット解除」は完了です。
14retu_pivot_kaijo

どんな場合も「列のピボット解除」が役立つわけではありませんが、かなり助かるのは確かです。

Power Query でデータをワークシートに読み込むと、元のブックとの関係が維持されます。
元のブックで値を追加すると、こちらのファイルを開いてその値を表示させることができます。

「茨城県」を追加してみました。

15retu_pivot_kaijo

Power Query を実行した側のファイルを開くと、「セキュリティの警告」が表示されます。「コンテンツの有効化」をクリックしてください。

「データ」タブの「すべて更新」を実行すると「茨城県」が追加されます。

16retu_pivot_kaijo

なお、「セキュリティの警告」の表示を消す手順がネットで見つかりますが、それらはたいていの場合、「元データとの接続を解除する」やり方が書いてあります。

当たり前ですが、さきほどのように「元データに追加があったら Power Query を実行した側のファイルにも自動的に追加される」状態を維持しておくのであれば、解除はしないでください。

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Excel で年齢を計算する。(DATEDIF関数は使わない。)

この記事は自分用の覚書です。

■MacBook Pro macOS Monterey
バージョン 12.6

■Microsoft 365 Apps for businessサブスクリプション
(旧称 Office 365 Business)
Excel for Mac バージョン 16.67 (22111300)

H.K さん。
Excel で年齢を計算するやり方をまとめました。
「ある "年(西暦)" でいくつになるか」はYEAR関数を使って求めることができます。

なお、「年齢を求める計算をいつするのか」を固定しておかないとややこしくなりますから、ここでは「今年(2022年)」ということにしました。

年齢はYEAR関数で求めることができる。

・今年でいくつになるか。
・5年前にいくつだったか。
・7年後にいくつになるか。
など。

これらは全てYEAR関数を使って求めることができます。
「年齢を求めたい年の西暦(今年だったら 2022)」から「生年月日の西暦」を引けば「満年齢」が得られます。それに 1 を足せば、「数え年」が求められます。
あるいは、下図のB列に入れる日付が同じ年の誕生日より前なら、満年齢から 1 を引くことで「(誕生日がまだ来ていない)いま、いくつなのか」を知ることができます。

社内ではたいていの場合は、これで用が足りると思います。

図では、全体で何をしているかが理解しやすいように作業列を使って計算の過程を分けています。

01excel_nenrei

ちなみに、例で使っている生年月日2000年2月2日は、今年話題になった村上宗隆選手(ヤクルトスワローズ)の生年月日です。
2000年生まれを例として使ってあれば、暗算でも考えやすいですし。

満年齢と数え年

「満年齢」と「数え年」の違いは大丈夫ですか。
当たり前の話ですが、大事なところなので念のためふれておきますね。

・満年齢
生まれた日から1年間を0歳として、誕生日が来るたびに 1 ずつ加えていく。
2000年2月2日生まれなら、2022年2月2日で 22 歳になる。

・数え年
生まれた日を1歳として、元旦が来るたびに 1 つずつ加えていく。
2000年2月2日生まれは、2022年2月2日では 23 歳。
(2022年1月1日に 23 歳になっている。)

・「満年齢」を求める数式
今年の西暦-生年月日の西暦

・「数え年」を求める数式
今年の西暦-生年月日の西暦+1

02excle_nenrei

DATEDIF関数は避けたほうがよい

他社さんでは、どういう扱いにしているかは知りません。
少なくとも我々の仕事では「絶対に使ってはいけない」とまでは言いませんが、「使うべき理由がない関数」です。

excel 年齢 とかで検索すると、DATEDIF関数を使ったやり方がたくさん見つかりますが、Excelで数式を入力しても、DATEDIF関数の関数ヒントはちゃんと表示されません。

DATEDIF関数は、大昔に『Lotus 1-2-3』との互換のために用意された関数です。
Lotus 1-2-3 は2008年に販売が終了しているので、関数ヒントが表示されないのは、販売終了から14年も経った今ではほとんど使う機会がないからでしょう。

そんな関数を、ビジネスで常用するのは避けたほうがよいと私は思います。
今後何が起こるかわかりません。ひょっとしたら、マイクロソフトが廃止するかもしれませんし。
廃止されたら、それまでDATEDIF関数を使ってきたファイルが全て無駄になります。

ビジネスにおいて、何かを「する」あるいは「しない」の決定には、「なぜそうしたのか」という具体的な理由・根拠が必要です。
DATEDIF関数の使用には、それがありません。

これが、DATEDIF関数は我々の仕事では避けたほうがよいと、私が考える理由です。

西暦があれば年齢は計算できる

上図では、誕生日より前なのか過ぎているのかをわかりやすくするために、B列に「日付」を入れています。
ようするに、「西暦」があれば計算はできるので、B列のセルに「生年月日以降の西暦」が4桁で入っていれば年齢を求めることができます。

そのときは、「満年齢」と「数え年」の数式を書き換えてください。

03excel_nenrei_20221206110201

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ここがいらつく Office for Mac

■MacBook Pro macOS Monterey
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(旧称 Office 365 Business)
バージョン 16.67 (22111300)

「Excel でも PowerPoint でも、Word でもMac版があるし、WindowsPC から MacBook に乗り換えようと思うのだけど」といった相談を受けたら……自分なら積極的には乗り換えは勧めない。

MacBook にしたら仕事が格段にやりやすくなるとか、MacBook 自体に何かの利点があるならそれでよいけど、そうではなくて、単に「Office は Mac でも使えるし」みたいな漠然とした理由なら乗り換えは止めておくことをお勧めする。

Windows版Officeでなら当たり前にできることで、Mac版ではできないことがちらほらあって、致命的ではないけれど「前はできたのに……」といらつくことがあるから。
"致命的ではない" という点が、また腹立たしいところ。

■Excel for Mac
・「データ」の「リスト」の欄に「名前付き範囲」を入れたいときに、F3 キーで名前付き範囲の一覧を呼び出せない。
「リスト」の機能をよく使っている人だと、この面倒くささを共感していただける人がいるのではないか。

Windows版だと F3 キーで「名前付き範囲」を呼び出せる。

Mac版で同じことをしようとすると、先にセル範囲につけた「名前」を確認して控えるなりしておいて、手入力する。
だって、一覧を呼び出して選べば入力されるという機能がないんだもの。

先に確認しておけば済む話ではあるから "致命的ではない" んだよねえ。それが、また……。

・「条件付き書式」の入力欄や「データ」の「リスト」の入力欄にカーソルを置いて F2 キーを押しても編集モードにならない。
なんのことかぴんとこない人も多い気がするが、これがまったくもって腹立たしい。

「条件付き書式」の入力欄や「データ」の「リスト」の入力欄を書き換えようとしてカールを動かしたら、関係のないセル参照が入って元々あった数式が消えちゃうとかを経験した人はいると思う。
これ、Windows版でなら入力欄にカーソルを置いて、F2 キーを押すと自由に編集できるようになる。やってみればわかる。

ところが、Mac版Excelだとそうならない。

いや。「なる」ことは「なる」のだけど、「F2キーを押して自由に編集できるようにするには → いったんカーソルを動かして、不要なセル参照を欄内に入れる → そのあとなら、F2キーで自由に編集できる」ようになる。

つまり、いったん不要なセル参照を入れてからでないと、F2 キーが効かないという妙な仕様になっている。

よく使う人は「イラッ」ってするでしょ?
でも、"致命的ではない" んだよねえ。「F2 キーが使えない」わけではないから。
だからそれがさあ……。

■PowerPoint for Mac
・図形の寸法を指定して印刷できない。
Windows版の PowerPoint では、スライド上に描いた図形の「高さ」と「幅」を数値 (cm) で指定してその通りに印刷できる。
それがMac版では指定した寸法で印刷できない。

プリンタやプリンタドライバのせいではない。
だって、Word for Mac なら指定した寸法での印刷ができる。なので、必要なときは Word で乗り切る。

「できるならいいじゃん」という問題ではない。
Windows版でなら当たり前にできることを、Mac版でも当たり前にしてほしいのだ。

というか、使っているのは Microsoft 365なんですよ。
「利用料」を取っておいて、できて当たり前のことができないというのはちょっとどうなんだ?

マイクロソフトさんはこのことに気づいていないとは思えない。

たぶん、"致命的ではない" から改善の優先度が低いのだろうと想像している。
"致命的ではない" ……から。

・段落の上下を入れ替えるショートカットキーがない。
Windows版 PowerPoint にはある。Alt + Shift + ↑(↓)。
ちょっとしたことなんだけど、だからこそできないと「イラッ」となる。

Word for Mac には「ある」のに。Shift + control + ↑(↓)。

PowerPoint for Macで、段落の上下を入れ替えるには、上(下)の段落を選択して→切り取って→1つ下(上)の段落前にカーソルをおいて→貼り付ける。
段落の上下を入れ替えるショートカットキーがほしくならない?

"致命的ではない" ……けど。

・図形にロックをかける(外す)機能がない。
これはそのうち実装されると思うが。
Windows版 PowerPoint には、図形の寸法を変えられないようにロックする機能がある。
しかし、PowerPoint for Mac にはそれがまだない。
ということで、Windows版 PowerPoint で図形をロックしてあるファイルをもらうと、Mac側ではその図形については大きさを変えられない。

だって、ロックを外す(かける)機能がないのだもの。

そんな目に遭ったらやれることはただ1つ。
WindowsPCを用意してそちらでファイルを開いてロックを外して、それからmacOS環境にファイルをもってくる。

そんなに何度もあることではないけど、遭遇したら面倒なのですよ。
"致命的ではない"……けどさあ。

■Word for Mac
・自作のスタイルが何かの加減で突然くずれる。
せっかく作ったスタイルが適用してもその通りになってくれないことがある。
これが起きると、いうことをきかなくなったスタイルを削除して、もういちど作り直す。
どんなときに起きるのか因果関係がわからないので、根本的な対処もできない。

でもこれは、自分の使い方が悪いのかもしれないとちょっと思っている。
けれど、それにしてもWindows版では、「自作スタイルがくずれる」なんて目に遭ったことがなかった。

"致命的" ではない。ないですけど……。

■「最近使ったファイル」の一覧を一括で削除する機能がない。
macOS版の Excel, PowerPoint, Word について同じ。
Windows版では、「最近使ったファイル」の一覧を一括で削除することができる。

使ってきたファイル名にクライアント名や個人名が入っていて、他者に見られたくないから一気に削除しておきたいときがある。
それが、Mac版ではできない。
(そもそも「最近使ったファイル」の一覧に表示する数を指定できない。Windows版ではできる。)

地道に一つひとつ「選択して削除、選択して削除、選択して削除、もう一つ選択して削除、また選択して削除、なお選択して削除、まだ選択して削除、それでも選択して削除……」と、三途の川の賽の河原で石を積み上げるような作業が必要になる。

"致命的ではない" ですけど、一括削除の機能をくださ〜〜い!
最低でも、「最近使ったファイル」の一覧数を指定できるようにしてほしいです。だって、Windows版ではできますもの。

以上、ここがいらつく Office for Mac。
「そんな機能はあんまり使わんなあ」という人や「"致命的ではない" ならそれでいいや」という人は問題なし。お好きにどうぞ。

・追伸
Excel for Mac の Power Query では、Windows版(「データの取得」)でできることの一部しか同じことができないというのも恨みがまさしく、ネチネチと指摘したかったけど、これについてはマイクロソフトさんからMac版に「実装する」という公式アナウンスが出ているので、ここはありがたく待つことにする。

実装がいつになるかはわからないけど。

言い方を変えると、Windows版の Excel で「データの取得」をフル活用している人は、いまは絶対にMacに乗り換えてはいけない。
できていたことができなくなる場合があるから。

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Mac版PowerPoint にも図形をロックする(外す)機能をください。

■MacBook Pro macOS Monterey
バージョン 12.6

■Microsoft 365 Apps for businessサブスクリプション
(旧称 Office 365 Business)
PowerPoint for Mac バージョン 16.66.1 (22101101)

Mac版PowerPointで、大きさを変えられない図形があった。

これには驚いた。
macOS 上ではどうにもできなかった。

■そもそも……

Windows版PowerPoint で作ったファイルをもらって編集しようとしたら、大きさが変えられない図形があった。

選択はできる。
だけど幅と高さの指定がどうやってもできない。

選択したときに表示されているハンドルを見ると、どうも何かしらの「ロック」がかかっているよう。

■Windows版PowerPoint で開いてみる。

WindowsPCにファイルをもっていって開くと、やはり「ロック」がかかっていた。

Windows版PowerPoint ( Microsoft 365 Apps for Business )では、図形に「ロック」をかける機能が実装されている。

■ようするに……

図形をロックする(外す)機能が、Mac版PowerPoint には今のところ「無い」。

Windows版PowerPoint で図形にロックをかけたファイルは、Mac版PowerPoint で開いても「ロックをかけた状態はそのまま残っている」のが原因。

ロックする(外す)機能が無いのだから、Mac版PowerPoint 側ではどうすることもできない。

こういう機能は Windows と macOS について同時に実装してほしい。

でないと、図形にロックをかけたファイルをWindowsユーザーからもらって、その図形の大きさを変えたかったら、MacユーザーはWindowsPCでいったんファイルを開くという作業をしないといけない。

マイクロソフトさん。
これ、いつまで続くんですか。

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